我が家には2匹のネコがいる。オスとメスの兄弟で、去年の6月に生後2ヶ月で
やってきた。まだ日本では少ない「シャルトリュー」という、フランス生まれ
の猫である。毛の色はブルー(グレー)で、目の色がオレンジ、大型種である
が、性格はおとなしく(とされている)、人懐っこい。
実はネコを飼うという話はずいぶん前からあったのだが、ずっと賃貸暮らし
だったので実現しなかった。ペット可である今のマンションに引っ越
してから、話が具体化した。漠然と皮毛がブルーの猫にあこがれていたのだが、
どの種類にするか、雑誌、ネット、ペットショップ巡りなどして探している
内に、「シャルトリュー」の存在を知った。
もともとこの猫はフランスで普通に生息していたのだが、毛皮が美しいため
に乱獲され、絶滅寸前にまでなったらしい。その後、愛好家によって増や
され、現在まで飼われているようである。生まれはフランスであるが、繁殖
はアメリカが盛んで、毛色が白っぽい種になっている。全米各地にファン
クラブのようなものがあるようである。
前置きが長くなったが、うちの子を紹介しよう。オスは「レオン」という
名前で、間もなく生後1年で、体重は6kgにはなっただろうか。虚勢した
せいもあるが、おっとりした性格で控えめである。性格はおとなしいので
あるが運動量は多く、筋肉質で力持ちだ。
LEON/レオン
メスは「ハンナ」という名前で、レオンよりは二回り以上小さい。
性格はとにかく人懐っこく、甘えんぼである。
少々気性が激しい時もあり、よく私は足に爪を立てられる。運動量はやはり
多く、体が小さい分すばしっこい。
HANNA/ハンナ
「シャルトリューはおとなしい」という前評判で飼い始めたのだが、実は
かなりのやんちゃぶりで、我が家の綿の椅子の座面は、ひっかかれて既に
原型を留めていない。気が付いたのだが、「おとなしい」というのは、単に
「あまり鳴かない」という意味だったのだ。実際、食事前以外はほとんど
鳴くことはなく、最初は少々戸惑ったものである。
生後2ヶ月から半年ぐらいの間の食欲は、それはもうすさまじく、とにかく
よく食べた。体重もどんどん増えて、みるみるうちに成長していった。
2匹で飼っているせいか、毎日が運動会で、狭いマンションの中を追いかけ合い、
走り回っていた。
マンションの部屋には階段がなく、上下運動が出来ないストレスが溜まって
きたようなので、猫タワーを兼ねた壁面収納を造った。
現在は吊戸棚の上が、すっかりお気に入りの場所になった。
→Link:猫タワー兼用家具
ネコ達が来てからというもの、まったく我が家の生活も変わってしまったが、
今のところ何とか共存している。
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