■ ウィーン応用美術大学
エントランス
ウィーン応用美術大学はウィーンの中心部の環状道路、リングシュトラーセに面して建つオーストリア応用美
術博物館に併設された大学である。博物館は古い美術工芸品から家具まで展示しており、ウィーン世紀末芸術
のアクセサリー、食器などが充実している。ちなみに応用美術大学の学生は無料で入る事が出来る。
オーストリア応用美術博物館
校舎全景
大学の校舎は博物館の裏手のウィーン川に面した、7階建のRCの建物である。エントランス付近にはいつも奇
抜なファッションをした若者が出入りするのですぐわかる。
ホラインのクラス
ハンス・ホラインのクラスは5階にある。ドアを開けるとすぐ左手に秘書室、教授室、助手室と続き、右手奥に
がらんとした大部屋の学生室があり、普段は学生がめいめい自分の作品を切ったり貼ったりして創っている。
しかしこの部屋が時には入試会場になったり卒業制作のプレゼンテーション会場になったりする。
学生は基本的にはこの部屋に自分の居場所を確保し、他の講義にはここから出かけていく。ホラインへのプレ
ゼンテーションもここで行われる。中にはここにほとんど寝泊まりしているような者もいる。私にとっても思
い出深い場所である。
図書館
図書館は2カ所あり、雑誌を扱う部屋とその他専門誌の部屋に分かれている。決して広くはないのだが、デザイ
ン・美術関係に絞っているので、かなり充実している。上の写真は雑誌の部屋で、世界中の建築雑誌が読める。
日本の雑誌ではa+u、GA、JAがあった。その他専門誌の部屋は上階にあり、スペースの都合で閉架書庫である。
しかし受付の前にコンピューターが数台置かれていて、欲しい本をすぐ検索して出してもらえる仕組みになって
いる。新刊は棚に並べられているし、ほとんど不自由はない。
メンザ
大学にはメンザと呼ばれる食堂(カフェ?)がある。こじんまりしてなかなかしゃれたスペースであるが、学
生数からするとこんなもので十分である。学校が便利な場所にあるので、食事は外でホットドッグやサンドイ
ッチ等を買ってくる者も多い。講義の合間にコーヒーで一息ついたりもする。
ウィーン応用美術大学のHP
http://www.angewandte.at/
→「トップページ」へ