● 日本脱出(1998)



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留学をしたいとはずっと働き始めた頃から思っていたが、実際に決意したのは1996年末頃である。最初から
ウィーンと決めていた訳ではなく、ヨーロッパのいくつかの候補の中から大学事情、生活環境など考慮した
結果決めた。私の場合は妻が声楽家であり、二人の共通点を考えると必然的にウィーンになったという事もあ
る。今回結婚してすぐに発つという事情があり、実際には出国までかなり慌ただしかった。
決断してからは坂道を転がり落ちるように、良くも悪くも状況がとにかく進展していった。頼れる人を手当た
り次第に訪ね情報を集め、とりあえず渡欧後の生活の為に少しばかり英語を勉強した(恐らく最初はウィーン
人に英語で勝負をかける方が得策と考えた。邪道。)。
1998年5月、知り合いの情報をもとにウィーンのアパートの仮契約だけは済ませておき、日本を後にした。










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